捨てないパン屋

野瀬自然農園から、野菜到着

かぼちゃはスープ、大根は小鉢、菜花はピザに使います。

野瀬さんの畑では、残った食品からたい肥を作るそうです。
パンでもたい肥ができるということですが、
ハーベストではパンを捨てません。

フランスで、チェーン店の食品の廃棄を禁止する法律ができたそうです。
貧困支援をする団体への寄付を義務付けたということです。

日本でもたくさんの食品が、食べられるのに捨てられています。
パン業界でもたくさん捨てています。
チェーン店のパン屋では、だいたい10パーセントのパンが捨てられています。
閉店まで、品ぞろえをするためです。
働いている人にはあげません。
ゴミ捨て場は、まだ食べられるパンが山積みでした。

1番たくさん捨てたのは、プロ野球の優勝セールの時でした。
リーグ優勝、日本一が決まった瞬間からセールを始める事が、
駅構内の店舗の義務付けられていました。
大手がかかると、普段の倍ものパンを作ります。
しかし、優勝が先送りになると山のようなパンが不要なものとなります。
それが何日も続いたりしました。

ハーベストでは、パンを捨てません。
なるべく売り切れる数以上は作らないので、
午後遅くはかなり少なくなってしまいます。
お客様には、お目当てのパンがあるときは、
予約または取り置きの電話をいただけるようお願いしています。
それでも残ったパンは、みんなで食べて捨てないようにしています。
売っているパンを食べることで、お客様にパンをお勧めできるように、
また、パンの状態が安定しているかのチェックにもなります。
少ない給料の中でも、少しでも食生活が華やかになればと思って食べてもらっています。

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