なんとも見た目は無骨なパンではありますが、
ハーベストの店の名前を冠したどなたにもお勧めのパンです。
私は、粉と塩とイーストだけのシンプルな配合の生地を、
オーブンでしっかりと直焼きしたパン。
毎日の食卓に欠かせないパン、
あるいはそれだけでも楽しめるパンを、
店に置きたいと思っていました。
ハーベスト・ライとハーベスト・カンパーニュは同じ生地で作っています。岩手産の低農薬小麦の「ゆきちから」(菅原製粉)に、
北海道産の新品種の超強力粉のゆめちから(2011年産から)に、
北海道産のライ麦全粒粉(江別製粉)を10%混ぜてあります。
この粉を紹介してくれたのは、パン材料問屋の「美津濃」のご主人です。
美津濃はハーベストに近く、バス停・小関からスーパー・いなげやに行く途中にあり、
製パン・製菓材料の小売りもしています。
ハーベスト・
ライ
500円
ハーフ・250円
さてこの粉を使って、オリジナルのパンを作ろうと思い試作を重ねましたが、
思ったより軽い食感が得られました。
粉の風味とともに発酵による豊かな風味も出るように種を加え、
より軽い食感が出るようによつばバターを入れてみました。
まずは、食事パンとして食材との相性を見ようと、
カフェのランチメニューのオーブンサンドに使ってもらいました。
どんな材料とも合う癖の強くない味で、
あまりひきが強くなく噛み切りやすく、
どなたにも食べやすく、食事パンとしては合格でした。
サンドイッチだけでなく、
スライスしたものを軽くトーストして、食パンのように食べても美味しいです。
ハーベスト・
カンパーニュ
700円
ハーフ・350円
次に、この生地にドライフルーツやナッツを練りこんで焼こうと、
試作を重ねましたが、
はじめフィグ、レーズン、くるみなどを単独で混ぜて見ましたが、
フィグ、くるみ、ミックスフルーツを全部入れてみてもくどくなく、
食べやすく、あとを引く美味しさが出ました。
カンパーニュというパンの名前は、
ふつうはライ麦の入ったプレーンな生地のフランスパンにつけますが、
素朴な味わいだったので、ハーベストのお勧めパンとして、
ハーベスト・カンパーニュと名付けました。